私が20代後半の頃、POSデータを駆使したり販促の技で売上を上げることに楽しみを感じていました。しかし、そういった理屈では説明できない鮮魚担当のおじさんが、しっかり確実にトップクラスの売上を作っていました。

おじさんは、この店が長いので、お客様の家族構成やご主人がどんな味付けが好みかなど自然と知っているのです。
・田中さん家にピッタリの魚が入った!
・斎藤さんが好きな魚が入った!
・井上さんに料理してもらいたい!
こんな考えで魚を扱っているのです。

だから・・・
・田中さんは家族が多いから7切れ使うとか
・斎藤さんはこの魚好きだけどしばらく入荷無かったとか
・井上さんが得意な料理方法にピッタリの魚だとか
お客様ごとに思いつくイメージがあるのです。

これ、お客様のことも魚も両方大好きだから出来ることです。

小さなお店の販売促進の中心になる事柄で、よく私も例え話としてお話させていただきますが、システム化しにくいことなので「うちはそこまでできないなぁ~」と言う店主さんが多かったのです。
しかし、小さなお店の店主さん店員さんは以外と無意識にも「あ、これ、あのお客さんに合いそう」などと思っているものなので、それを言葉にするかしないかの差です。
あなたも、お客さんがイメージできた商品だけでも、そのままの言葉でお客様に伝えてみたらきっと喜ばれますよ!

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