・美味しい&楽しいってお酒を飲む方がいる
・そんなお酒を造る人もまた楽しんでいる
・そのお酒を売る人がいる
それぞれに素晴らしいが、やはり私は売る人にフォーカスしたい。
そのお酒を売るということ、要するに「品揃えする」ということに自分の想いが入ってちゃんと選ばれているかということが重要。それがシッカリしていれば、前後の生産者さんも消費者さんも皆が楽しくなれる。
ところが、想いが入っていない品揃えをしてしまうことも少なくはない・・・というか、そういうお店の方が多いのが現実。
自分と周りの方の楽しさや面白さを見失って、お金のためだけに品揃えや商売をしてしまっているのだ。
品揃えは、店主の想いの表現なのですよ、それくらい本気で考えて必死で取り組まなきゃならないのが「品揃え」だと思います。
それが流行や他人の意見ばかりになってしまったら終わりなのですよね。
数百人の店主さんと品揃えについて話し合ってきましたが、「うちはOO屋だからコレでいいのだと思う」「OO屋は昔からコレだよ」「問屋さんが持っているから」・・・というのが多くて、品揃えを根本から真剣に考えたというお店はほとんど出会わないのが現状でした。
書籍「販促はじめの一歩」の中でもそのあたりは追求したいポイントでした。
岡埜屋さんでも販売している良書「ものづくりの理想郷――日本酒業界で今起こっていること」をパクって書かせていただければ、「もの売りの理想郷」を広めていきたいですね。
そんなことを再確認させてくれる岡埜屋酒店さんです。