お店やっていて、儲からなくなってきてしまい、必死にバタバタすればするほど売上が下がってしまう時がある。
私から見て、せっかく想いの入った仕事をしていたのに、最近、想いを見失ってしまっているなと感じていたので、販促はじめの一歩に書いてある内容と同じことを数時間かけて話させていただいた。
その方はゴルフがとても上手で、次のようなことだなってまとめていた。
Aさん:
初めてゴルフクラブを持った頃は、ヘッドとボールを当てる瞬間ばかりに気を取られて、かえって当らないし飛びもしない。
正しいスイングの形が作れて、ヘッドがボールに自然に当るようになると、安定して飛ぶようになる。
儲からなくなって焦ってしまうと、金になる瞬間ばかりを気にしてしまって、スイングなんかどうだってよくなってしまっているんだな。
私:
そうですね、スイングがお店で、お客様がボールですね!
Aさん:
それで、もっと上達すると、パー3ならば、そのスイングも3回のうちの一つとして頭に入っている。
さらに、18ホールの流れもイメージできているのだよ。
私:
なるほど、どんどんイメージできている範囲が広がっているということですね。
Aさん:
でも、それだけじゃないんだよ、もっともっと広くイメージしている人もいる。
私:
え?帰りの打上げとかですか?
Aさん:
いや・・・、前日から体調を整えたり、帰ったあとは次のプレーに繋げることをしている。
私:
なるほど、更に広くイメージが出来ているのですね。
Aさん:
最終的には、今年1年のイメージがあって、10年後はこんなプレーヤーになって、20年後も体を壊さずにプレー続けていられるようにって、一生モノのイメージが出来れば最高だと思うよ。
私:
一生をイメージして、10年で割って、1年で割って、1月があり、今日があって・・・今、目の前のボールがある・・・、あ、目の前にお客様がいる。こりゃ凄いですね、いい仕事が出来ますね!!