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那須野の大地公演の日、真っ暗な照明室でライトの灯りでセッティングを確認していた時に、スタッフの一人が、お弁当を届けにきてくれました。

可愛いラベルに名前が書いてある!

お弁当を配る効率を考えれば、お弁当そのものに名前を付けないで、名簿をチェックしながら配って歩いた方が絶対に早いだろう!

でも、楽屋ではたくさんのメンバーが所狭しと、準備などに大忙しの状況だから、もらった次の瞬間にテーブルに置いたらどれが誰のだかわからなくなってしまうのは想像つきます。

もっと他の理由も色々あるのだろうけれど、その状況に合わせたお弁当であり、ちいさなお店に例えれば「その状況に合わせた商品」なのですね。

そして、おにぎりは個々にラップで包んであった。

役者さんもそうだろうけれど、スタッフものんびりお弁当を食べられるとは限らない、隙間時間に食べ始まったら、何かの確認やチェックに呼ばれることだってよくある話だ。

そんな状況にも、おにぎりは後で食べよう~と、とっておけてこれまた現場的だなと思いました。

効率よりも状況に合わせた嬉しいこと、そんなことにこだわれるのも「ちいさなお店の醍醐味」ではないでしょうかと考えながら、美味しくいただきました。

ありがとうございます。

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