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柏餅とかを見ても思い出すわけです・・・今までにチャレンジしてきたことなど。

最初に食べられたのは何時代の頃だったとか、柏餅にはどのようないわれがあってどうたらこうたら!

でも、凄く頑張って、時間をかけて作ったPOPなのに全く効果があがらない訳です?

【間違い1】雑誌などを調べまくって書ける内容は、ある程度のことまでなのですね、それを書籍「販促はじめの一歩」ではカタログ言葉と呼んでいます。カタログ言葉は、興味がある人だったら誰でも知っているし、お客様のパーソナルな想いには全く触れず、売る側の想いも全く入ってないから、POPに書いても誰も反応しないのです。

ああ~そうか、少し考えた私は、柏餅に対するお客様の喜ぶことを、一生懸命に考えたのですよ。そして、それをPOPに書きましたが、あまり反応は変わらなかったです。

【間違い2】有名パン製造会社の作ったバリバリ量産型コスト重視の柏餅に、想いだのなんだの言っても、結局かみ合わないのですよ、猫に小判状態とでも言いましょうか? 商品によっては、仕入れて売るだけでは駄目なのだなと、柏餅ぐらいだと手造りだとか、想いの伝わる製造元さんの商品だとか、そういうレベルでなければ駄目なのだなと。

店内で手造りするとか、町の和菓子屋さんから仕入れるとか~販売単価も上がりますし、利益額は数倍あります。そうだ!そういう商品を売りましょうと。町の和菓子屋さんに話を聞いて、深く感動するエピソードなどに一喜一憂して、それをズラ~っと紹介する。

【間違い3】小さなお店の販促としては、かなりレベルアップしましたが、そのエピソードにはお客様の想いが入ってなくて、製造者さんの経歴紹介になってしまいました。それでも、多少は売上につながるものの、まだまだ「あっ!私に・・・」と、興味を持ってもらえるPOPではありません。

【間違い4】そして、せっかく素晴らしい商品も、それを販売する動機が利益が取れるというところからスタートしてしまっているわけですから、あまり具合は良くないわけです。

このあたりまでですと、販売促進にかけた時間や経費を考えると、販売促進なんてやらなくても変わりないのじゃない?と思わせる数字なのですね、だから多くの店長さんたちは、本気で頑張ってきたのに、このあたりでやめてしまうのです。

ところが、その和菓子屋さんとのやり取りが続き&買ってくれるお客様を見ている中で、仕入先も商品も売り場もお客様も同じなのに、店長さんの考え方が今までと逆に流れる時があります。

「あ、お客様が喜んだ!」たまたまそこから逆算が始まると・・・

「お客様の想い&自分の想い&製造元の想い」これに共通点が見つかって、それを再現性を持った説明が出来るようになります。ここまで来ると、売れるPOPを書くことが出来る人になっているのですね。

きっと、もう少し先に売れるPOPがありますよ!

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